MAX社製のホッチキスにはマックス純正の「マックス針」を使用すべし

ホッチキスの針が切れてしまい、文房具入れをゴソゴソいじっていると、見たことのないホッチキスの針が出てきたので使ってみることに。

しかし、この針どうもしっくり来ない。ホッチキス本体の中で、詰まったり折れたり倒れたり、また、いつもなら「いける」厚さをとめようとすると、ことごとくフニャっと曲がっちゃって、上手くとめられない。使用2日目で堪忍袋の尾が切れてしまい、この針を全部捨て、改めて定番の「マックス針」に入れ替えてみたところ、嘘のようにスムーズ。超使いやすい。さっき、失敗した厚さの紙をとめるも、全然問題なし。何の不安もない。素晴らしい。やっぱ針はマックスだな。こりゃ。

ふとホッチキス本体に目をやってみると、こちらにも「MAX」の文字が。なるほど。あたりまえだけど、MAX社製のホッチキスにはマックス純正の「マックス針」を使用すべし、ということなんだね。勉強になりました。

上がマックス株式会社の「マックス針」。下が株式会社グリーンオーナメントの「STAPLES NO-10 SILVER」。グリーンオーナメント社製の針が、マックス社製の針に比べて、質が劣るのか、もしくは本体との相性の問題なのかは不明。

しかし、あなたの手元のホッチキスがもしマックス社製であれば、針も「マックス針」を使うと間違いはないです。

口笛奏者、大庭エベレットくんの演奏を聞いて、子どもの進路問題を考えた

先週何気なくテレビを見ていると、口笛世界チャンピオンだという小学校高学年くらいの美男子の子が可憐に口笛を吹いている映像を目にし、ピピピと色んななことが頭をよぎりました。まず動画をご覧ください。

11歳の口笛世界チャンピオン!

「口笛」と聞いて、すぐ頭に浮かんだのが、同じく世界チャンピオンで口笛奏者の分山貴美子さんのこと。今年のGWに、あるキャンプイベンントに家族で参加したのですが、そのイベントでサザンオールスターズ関口和之さんと共演する分山貴美子さんのステージを拝見し、いたく感動したのです。本当に素晴らしい口笛の演奏だったので。

すっかり分山さんの口笛に魅了されてしまった私は、自宅に戻ってからも分山さんの情報をあれこれネットで調べ、ある日J-WAVEに出演された際には、会社で仕事中にもかかわらず、業務の手を止め、ラジカセから流れる分山さんの口笛の音に聞き入ったのでした。

もしやと思い検索してみると、11歳の口笛世界チャンピオン大庭エベレットくんは、やはり分山さんのお弟子さんとのこと。曲の最後の“締め”のちょっとフリーで弾く(吹く)箇所は、大庭くんはまだ「予め決めていたフレーズを吹く」という感じですが、そのへんはお師匠さんの分山さんは神がかっています。もしどこかで、くちぶえ奏者分山貴美子さんの演奏を聞く機会があれば、是非足を運んでみることをお勧めします。きっと感動しますよ。

さて、幼少期に自宅で飼っていたセキセイインコのさえずりを真似て、口笛を吹き始めたという分山貴美子さんのエピソードの一つとして、学生時代に卒業後の進路について先輩に相談した際、何が得意なのかと問われ「口笛なんですけど」と答えた、というのがあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%B1%B1%E8%B2%B4%E7%BE%8E%E5%AD%90#.E7.95.A5.E6.AD.B4
http://cgi.two-one.jp/wakiyama/diary-old/diary.cgi?&y=2009&m=07&page=2

もちろん、当時既に分山さんの口笛の腕前は相当なものだったと思いますし、相談された“先輩”も、「盲導犬クイール」など、ドラマやCDを多数手がける音楽家の渡辺雄一さんとのことなので、事情をわかった者同士の会話ということだと思いますが、もしこの会話が、進路指導の先生と生徒との会話、親と子の会話だと仮定して想像すると、ニヤっとしてしまうというか、考えさせられるものがあります。

もし、あなたが進路指導の先生で、面談で教え子から「得意なことは口笛です」と打ち明けられた場合、「よし、その道にかけてみろ!」と背中を押してあげることができるのかどうか。

もしくはあなたが親で、子どもがそれなりの年齢になり、そろそろ進路を決めなきゃという時期に、「あんたちょっとそこに座りなさい。あんた、進路の事どう思てんのか言うてみなさい。」と問いかけたところ「口笛が得意だ」という返事が帰ってきたら、どうするのか、と。

なかなか、瞬時に口笛を推す判断を下せるかというと、難しいものがありますよ。普通なら「えー、うん、趣味として口笛をやり続けることは素敵だと思うけど、それはそれとして…」なんて前置きをした上で、普通に進学や就職活動のアドバイスをしてしまうのが関の山といったところでしょう。

何も口笛に限らずとも「モデルになりたい」「プロドラマーとしてやっていきたい」「ダンスにかけてみたい」「イラストレーターになりたい」なんて我が子に打ち明けられた場合も似たようなもんでしょうか。是非、経験者の方のお話をお聞かせいただきたいです。親に専門の大学に行かせてもらった私が言うのも何ですが、私だったら絶対「NO」だな。「アホ言うてないで勉強しなさい」とでも言ってしまうことでしょう。

いや、待てよ。もし息子が大庭エベレットくんくらいイケメンだったら、それもアリってなるかも!

無人島に1つだけ楽器を持っていけるとしたら、やっぱ最後はリコーダーしかない(写真あり)

一昔前には「無人島に1枚だけCD持ってけるとしたら、何を持っていく?」みたいな質問が、インタビューなんかでよくあったのですが、携帯音楽プレイヤーが大きく普及し、音楽配信が一般化した現在では、そんな質問自体意味を持たないご時世になりましたね。あと、「究極の質問」なんてのも、一時期流行りましたね。歳がバレますでしょうか。

しかし、私は時々考えるんですよ。もし、無人島に行かなければならなくなって、1つだけ楽器を持っていけるとしたら、自分は何を持っていくのか、なんて。そんな妄想を。

一番助かるというか、自由度が高いのは、パソコンを中心として組んだ、シーケンサーソフト&オーディオレコーディングシステムなんですが、やはり無人島ですから、電源が無いと考えると、これは反則でしょう。

じゃ、電源なしで鳴らせる楽器ということで考えると、やっぱピアノかな、とまずは思うわけです。複数の音が同時に出せるし旋律楽器にも伴奏楽器にもなる。ただ、神様が、年に1回の調律とメンテをつけてくれるというのなら、迷わずピアノでいいのですが、やはりピアノはだんだん音が狂ってくるものだし、音が狂ってしまうと素人が音を合わせ直すのは、事実上不可能。ましてやどこか壊れてしまったらもうお手上げです。やはり無人島に持って行きっぱなしで、以降ノーサポートだとしたら、やはりピアノは諦めざるを得ません。

次に考えるのはやはりギターでしょうか。アコースティックギターなら電気もいらないし、複数の音を同時に出せるし、チューニングや簡単なメンテなら自分でできる。もし神様が、大量の弦のストックとメンテ用品も一緒に持って行っていい、とお許しくださるなら、かなり有力な選択肢です。しかし、ネックが折れたり、ボディが破壊されしまうようなダメージを食らった場合、以降の人生、楽器なしで暮らしていかなければなりません。これも辛い。やはり、耐久性を考えると、ギターも諦めざるを得ません。

そう考えていくと、アコーディオンとかピアニカ、ハーモニカなんかがかなりいい線行くのですが、壊れてしまう可能性を考えていくと、やはり完全とは言えません。つまり、「ちょっとやそっとで壊れない無人島で耐えうる耐久性を備えていること。」「ノーメンテで何十年と使い続けられること。」この上条件を満たす楽器は、やっぱ最後はリコーダーしかないのかな、と。「複数の音を同時に鳴らせる」という点は、我慢するしかないでしょう。コードが鳴らせないのは悲しいですが、持って行った楽器が壊れてしまって、以降の人生、全く楽器なしで暮らすことと天秤にかけるなら、ここは諦めるしかありません。

で、結論としては、無人島に1つだけ楽器を持っていけるとしたら、やっぱリコーダーでファイナルアンサー!どのリコーダーにするか迷うけど、一番オーソドックスなところで、ソプラノリコーダーにします!神様決めましたよ。

けど…、けど…、神様…。もし、もう1つだけわがままを許してもらえるなら、アルトリコーダーも1本持って行かせてもらえませんでしょうか?

家庭で簡単に作れる手作りジンジャーエールのレシピ。写真付き

半端無く暑いですね。夏と言えばジンジャーエールウィルキンソンのジンジャーエールがペットボトル入りになってコンビニで販売されたのが記憶に新しいところですが、あれってやっぱ瓶入りの方が、全然美味しいんですよね。しかし、もっと美味しいジンジャーエールがあるので、今日はそれをお伝えします。家庭でも簡単に自作できますので、是非お試しあれ。
(ちなみにこれは2年前に某SNS内で公開した内容の転載です)

作り方

  1. 生姜をスライス
  2. 生姜と等量のザラメ糖、水を鍋に投入。(生姜とザラメ糖を使うと色が付くので見た目にもジンジャーエールっぽくなる)
  3. スパイス(シナモンスティック1本とクローブを適当に)投入
  4. 10分くらい煮る。10分位したら鷹の爪を1本入れてひと煮立ち。最後にレモン汁を入れる。
  5. 冷ます
  6. ビンに詰める
  7. 適当に炭酸で割って飲むべし!

+

写真でお見せしましょう

写真1 大量の生姜をスライス
400ジンジャー001


写真2 鍋に投入
400ジンジャー002


写真3 ざらめを入れる
400ジンジャー003


写真4 水を入れる
400ジンジャー004


写真5 煮る
400ジンジャー005


写真6 クローブとシナモンスティックはもう入っています。鷹のつめは後で入れます
400ジンジャー006


写真7 10分くらい煮たら、鷹の爪をいれてもうひと煮立ち
400ジンジャー007


写真8 最後にレモン汁
400ジンジャー008


写真9 適当に炭酸で割って飲むべし!
400ジンジャー009


コカコーラ社のジンジャーエールとは別次元の、「効っくーーー」って感じの味です。是非是非お試しください。

ちなみに私は辛めが好きなので、ザラメは少なめ、鷹の爪は多めに入れて作っています。そこらへんは自由にアレンジしてやってください。

1回作ると1週間くらい楽しめますよ。

Pro Toolsと食洗機と音楽配信〜デジタルはアナログの代替品にあらず

Pro Toolsは音が悪いのか

ちょうど21世紀が始まろうかという頃の話。音楽レコーディング業界に大きな変化の波が押し寄せました。それは「Pro Tools(プロ・ツールス)」の登場。

音楽レコーディング業界にとってPro Toolsの登場は、まさに黒船到来でした。Pro Tools 24|Mixという機種が市場に投入された頃を境に、それまで主流だった「マルチテープを回して、業務用アナログミキサーでMIXする」というレコーディングの手法が、「Pro Toolsで(なんでも)やる」という手法に置き換えられ、わずか数年でレコーディングスタジオの標準マルチトラック・レコーダであった「SONY PCM-3348(通称:ヨンパチ)」の息の根を止めてしまったのでした。

当時、プロのレコーディングエンジニア達の間で「Pro Toolsは音が悪い(から使えない)」「いや、使える」という激しい論争があったのですが、それもいまや昔。旧来のレコーディング手法に固執し、Pro Tools時代に順応できなかったエンジニアは、結果廃業に追いやられました。

私たちが学んだことは、「デジタルはアナログの代替品にあらず」ということ。問題は、「アナログとデジタルと、どっちが音が良いか?」ということではなく、「新しい(Pro Toolsという)ものをどう使いこなすのか、順応していくのか」という、“運用”の問題、つまり付き合い方の問題だったんですね。

食洗機は汚れ落ちが悪いのか

話はがらりと変わり、私が結婚した年の話。先輩夫婦より「共働き夫婦にとって、食器洗い乾燥機は“三種の神器”(のひとつ)よ」と言われ、我が家にも食器洗い乾燥機(以下:食洗機)が導入される運びとなりました。

食洗機のある家庭で育った妻と違い、食洗機のない家庭に育ち、食器を手洗いすることを何ら苦と思っていなかった私にとって、食洗機は必ずしも必要なものとは思えませんでしたが、かくして、我が家の狭い台所をさらに狭くする食洗機がやってきたのでした。

使用済の食器を食洗機に入れ、スイッチを押したとたん、私は愕然としました。その食洗機が奏でる下品な音は、洗濯機の音そのままだったからです。ゴロゴロと中で何かが回って水が流れる音がする。それは紛れもなく洗濯機のそれでした。食べ物を扱う神聖な台所という場所に、こともあろうか目線の高さに洗濯機があるなんて…。はぁ…。私は大いに落胆しました。しかし私の落胆はそれだけではなかったのです。

洗い終わった食器を見て、私は絶望にさらされました。食器がちっとも綺麗になっていなかったのです。私は「Pro Toolsは音が悪い」と言ったエンジニアと同じ気持ちで「食洗機は使えない」と思いました。いや怒りました。アメリカ人が「シット」と言い捨てるあの気持ちでした。

しかし、必要な下洗いをしたり、食器の入れ方を工夫したりすることで、満足のいく洗い上がりが得られることを知るのに、さして時間はかかりませんでした。食洗機に怒りを覚えたのも、今となっては懐かしい思い出。ここで、私が学んだのもまた「デジタルはアナログの代替品にあらず」でした。「手洗いと食洗機と、どっちが汚れが落ちるのか?」という問題ではなく、「食洗機をどう使いこなしていくか」という、付き合い方の問題だったんですね。

音楽配信はどうよ?

現在、私はまた大きな変革の前に身をさらされています。それは、音楽レコード業界における、「CDを売ってお金を儲ける」というビジネスモデルが、崩壊の危機に瀕しているという事態。CDに代わるコンテンツ販路として期待されたダウンロード配信(音楽配信事業)も、売上の落ち込みを補うレベルに達しておらず、業界全体として、出口を見いだせずにいることは、報道されているとおりです。

私は、日本のレコード会社が主導して推し進めてきた“日本の”音楽配信事業を、

「質が悪く、使い勝手の悪いものを、情報弱者に高額で売りつける、実に“シット”なビジネス」

だと基本的には思っています。しかし、そんな偏った考えの私でさえ、月日の流れと共に、少しずつ考えが軟化してきています。「音楽配信」、これもまた「付き合い方の問題」なのか…どうか…。

時が過ぎ、振り返ったとき、2010年、2011年は、音楽業界にとって、きっと忘れられない年となることでしょう。「未来の音楽業界はどうなっているのだろう?」「明日の空はどんなだろう?」と、音楽業界の片隅から思いを馳せた、そんな月曜日。

MacBook Air 11インチ欲しい!

追記

3348がデジタルな件はわかっております。そこのつじつまが合ってないことも…。「古いもの と 新しいもの」を(わかりやすく)言い表すの意図で、「アナログ と デジタル」という言葉を使いました。

レコーディングにお詳しい方は、「SSLミックス と PT内部ミックス」くらいに置き換えてお読みいただければ幸いです。

上海片道4000円の格安航空券の実情は?

イカス春秋航空 2

 さて、4000円格安航空券のことを書いておきましょう。「春秋航空」という中国の航空会社が、この9月より、上海―茨城の片道4000円航空券を発売したことは、ニュースなどで取り上げられましたので、ご存知の方も居られると思います。

 この春秋航空のことをネットで検索しますと、「押し売りがひどい」「トイレが汚い」など、散々な評判なのですが、私の感想としては、結構良かったですよ。本当に。確かに座席は狭く、背もたれは固定でリクライニング出来ず、飲食は有料ですが、4000円という価格を考えると、むしろ満足度すらあります。言われているような“押し売り”行為もなく、乗客の代表者が、前でマイクで感想を言うコーナーがあったり、みんなで体操をする時間が設けられていたりと、楽しいフライトでした。手荷物のサイズ(他航空と比べ、小さい荷物しか機内に持ち込めない)なども、実際は弾力的な対応をしていましたし、のきなみ印象は良かったです。茨城、上海ともに、日本語が通じるスタッフがいました。また、利用したいです。

春秋航空の機内、座席は狭目

予告

ちょっと長くなりましたので、今日はこのくらいにして、続きは後日書きたいと思います。以降、「上海でのツイッター使用法」「町や人々の様子」「海賊版DVD」などの内容を予定しておりますので、また、お越し頂けると大変嬉しいです。

なお、flickrに写真をたくさんアップしておりますので、よろしければご覧ください。

今、中国で邦人は安全なのか?

 尖閣諸島問題を発端に、連日「日中問題」が報道され続けるそんな最中(さなか)、上海に4泊5日で旅行に行って来ましたので、ちょっと思い感じたことを(数回に分けて)書いてみたいと思います。

 まず、なぜこの時期に中国に行ったかといいますと、ニュースにもなった、「上海片道4000円の格安航空チケット」が取れたからでして、チケットを取った約1ヶ月前には、旅行期間中に日中関係がこんなことになろうとは思いもよりませんでした。旅行の目的は、現在、上海に赴任している父と、一緒に滞在している母に、孫の顔を見せに息子(5歳)を連れて遊びに行くことで、ちょっと遅い夏休みを取って、親子で羽を伸ばして参りました。

 時期が時期でしたので、人に「上海に行く」と話すと、ほぼ100%の確立で「大丈夫?本当に気をつけてね。」と言われ、随分と心配をされましたが、結果から言いますと、旅行中に危険な目にあったり、嫌な思いをするようなことは一切なく、終始楽しい旅行となりました。旅行中、息子に親しげに話しかけてくれる中国人こそたくさんいましたが、日本人と知って、敵意や嫌悪感を示すような人には出会わず、私の行動した範囲では、反日デモを目にすることもなく、日中関係の緊張感を肌で感じることはありませんでした。

 また、上海の大学で日本語教師をしている父においても、今回の日中問題を受けて、何か問題が生じたり不利益をこうむるようなことはなく、日常どおりの勤務を続けています。何かあれば領事館から連絡があるそうですが、そういうこともないとのことです。